ナーベラーは、火を通すと、ゼリーのようにトロトロになります。
味噌と相性が良く、へちまの認識が変わりますよ。
ナーベラーとは
ナーベラー(ナーベーラーとも)とは、沖縄の方言でへちまのことです。
沖縄では、食用の「沖縄へちま」が栽培されており、開花から約2週間頃の若い実を食用にします。
へちまは熟すると繊維が固くなるため、たわしとして用いられるのが一般的ですが、沖縄では繊維のあまり発達しない食用品種が栽培され、繊維が固くなる前の若い実を食用にしています。
ナーベラーは味噌とよく合います
ナーベラーは、まろやかなほんのりとした甘味で、なめらかな食感です。沖縄では味噌煮にすることが多く、その他、炒め物やみそ汁の具として調理されます。
皮をそいで、柔らかい種をそのまま残して実の部分を調理します。
かなり水分が出るので、煮物の水は少なめにします。
※ナーベラーのご注文は3本以上でお願いします。
沖縄は離島扱いのため配送料が高く、当店も送料を負担しております。
そのため、単品では原価割れしてしまいますので、よろしくお願いします。
表示価格は1本当りの価格です。
ナーベラーのおすすめポイント
・へちまといえばタワシや化粧水が思い浮かぶため、食べるのは少し抵抗感があると思いますが、ナーベラーは一度食べるとへちまのイメージが変わりますよ。
・食用へちまは、火を通すとゼリーや麩のようになり、出汁ともよくからみます。
新型コロナウイルス感染症の影響について
配送業者より、配送に時間がかかるとの連絡がありました。
そのため、生鮮品については受注を停止しております。
ナーベラー(沖縄へちま)
【内容量等】1本約200g前後
【食べ方等】皮をむき食す。炒め物、煮物など。
【保存方法】新聞紙や野菜保存袋等でくるみ冷蔵庫の野菜庫で保存しくてください。
【日持ち等】冷蔵:10日間程度
【販売時期】通年(冬期は不定期)
※ナーベラーは周期的に収穫量の増減が激しいため、収穫状況によっては発送が遅くなる場合がございます。
※農産物の形状は個々により異なります。
※日持ちについては目安です。保存条件により前後します。
※受取遅れによる腐敗については返品・交換できません。
※植物工場のような薬品養液で栽培されたものと異なり、沖縄の畑で育ったため、畑土や虫等が着いていることもあります。全て取れきれないため、気にされる方はご遠慮下さい。
お買い得加工用島野菜
不揃い傷ありですがお安くなってます
【加工用】ナーベラー(沖縄へちま)
まとめ買いにはこちらがお安いです。
ナーベラーの栽培
ナーベラーの収穫時期
※ナーベラーは周期的に開花・結実するため、一年を通して収穫量の増減があります。
ナーベラーの栽培風景
へちまは、観賞用では棚にすることが多いですが、ナーベラーは、棚などは作らず、地這え栽培されています。
苗を植えた後、畑全体にバカス(サトウキビを絞ったあとの茎。藁代わりです)を敷き、その上に蔓を這わせます。
午前中には黄色い花が一斉に咲いているので奇麗ですよ。
ナーベラーの料理・調理例
ナーベラーンブシー
ナーベラーはへちま、ンブシーは味噌煮ということです。つまりへちまの味噌煮ですね。本土ではへちまを食べることはまずないでしょうが、ここ沖縄ではゴーヤーと並ぶ、夏のメジャーな野菜です。
材料(4人分):
ナーベラー(沖縄へちま) 1本(200g)
三枚肉 150g
島豆腐 半丁(木綿豆腐でも可)
味噌 大さじ2~3杯
1)三枚肉をラフテーの時と同じように、弱火で1時間ほど煮る。今回は煮汁を冷まし、ラードと煮汁を取っておき、調理に用いる。ゆであがった三枚肉を食べやすい適当な大きさに切っておきます。
2)ナーベラーのへたを取り、皮は固いので薄緑色が残る程度に取り除きます(軽く一枚そぐ程度です)。
3)鍋に三枚肉を煮たときにでたラードを入れ、豚肉、ナーベラーを炒めます。ナーベラーに火が通り水分が出てきたら、三枚肉を煮た煮汁を入れ10分ほど煮込みます。
弱火にして、味噌、豆腐を加え、さらに20~30分ほど、ナーベラーが柔らかくなるまで煮込みます。
※ポイント
・ナーベラーは煮込むとトロトロのゼリー状になります。
・ナーベラーはあまり臭い等がありません。少しカツオだしを入れると味が濃くなり美味しいです。
ナーベラーを紹介いただきました
「OZmagazine」に掲載されました。
地域の伝統野菜としてナーベラーをご紹介いただきました。
「美食ナビ」に掲載されました。
美食ナビ学習帳にてナーベラーをご紹介いただきました。
ご紹介ありがとうございました。
へちまの栄養価
へちまの栄養成分表
へちま ※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
へちまは、水分が多く、ビタミンやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいるため、美容にいい夏野菜です。
沖縄では咳止めや利尿効果もあるといわれています。
また、中国の『本草綱目』では「煮て食へば、熱を除き、腸を利す。風を去り、痰を化し、血を涼し、血を涼し、毒を解し」と記載されているそうです。
ナーベラーの雑学
へちまの呼び名の由来は?
へちまは昔、「糸瓜」と呼ばれ、それから「トウリ」となったそうです。それが洒落た人が名付けたのでしょう。「トウリ」の「ト」が「いろはにほへとちりぬるを・・・」の「へ」と「ち」の間にあるので、へちま(へち間)となったそうです。ひねりまくってますね。
ちなみに沖縄でナーベーラ(ナーベラ)と呼ばれるのは、ヘチマたわしにいわれがあります。沖縄でも大きくなったヘチマはたわしに使われていて、「鍋を洗う」もの、つまり「鍋洗い」→「なべあらー」→「なーべぁーらー」→「なーべーらー」となったそうです。