一つ一つ丁寧に育て上げた甘くて美味しいアップルマンゴー
きっちりと管理できる量だけ栽培し、自信を持って出荷できるアップルマンゴーだから、香りも味わいも他のマンゴーと全然違います。
長嶺さんの特別なアップルマンゴー
アップルマンゴーとは
マンゴーは、夏の沖縄を代表するトロピカルフルーツで、一般にアップルマンゴーと呼ばれるのは、アーウィンという品種のマンゴーです。アップルマンゴーは、未熟果の頃は緑色をしていますが、やがて紫がかり、熟すと林檎のように鮮やかな赤色に変わります。さらに、とてもいい香りが漂います。
アップルマンゴーは、芳醇な香りと、濃厚なとろけるような甘さ、ほどよい酸味の抜群の味わいです。
太陽の恵でじっくり育ったマンゴー
沖縄は、亜熱帯地域に位置しています。そのおかげで、太陽の恵みでじっくりと熟させることができます。
また、本土の産地と異なり、沖縄ではボイラーをほとんど使わないので、環境への影響が少ない栽培です。
ボイラーは開花期(2月頃)に受精を促すため、気温が足りないときに利用することがありますが、栽培期間のほとんどを太陽のエネルギーで育てるため、環境にやさしい栽培です。
長嶺さんの特別なアップルマンゴー
長嶺さんは若いパワーと向学心で日々マンゴー栽培に取り組んでいます。長嶺さんは、マンゴーの魅力にとりつかれ、父がマンゴーを栽培していたこともあり、その技術や熟練者のコツを習得しながら、20年も頑張ってきました。マンゴーへの愛着が栽培技術を高め、今では県内1、2を争う最上級のマンゴーが収穫できるようになり、平成26年、令和元年、2年と沖縄県知事賞を受賞しました。
→知事賞受賞記事(沖縄タイムス)
一つ一つ丁寧に育てたマンゴー
初心を忘れず、日々、マンゴーの様子を観察し、技術の向上を目指しています。
高品質なマンゴーを育てるためには色々と手間がかかります。沖縄の初夏の日差しは果実には強すぎるため、焼けないように一つ一つ紙袋で丁寧に保護されています。
南国の太陽の光をたっぷり受けた葉でつくられた糖分が、果実に蓄えられ、じっくりじっくりと熟します。
手作業で丁寧にマンゴーを管理
きっちりと管理するため、マンゴーの栽培できる量に限りがあります。栽培面積を増やしている人もいますが、長嶺さんは自分がこだわりを持って、きっちりと管理できる面積で栽培しています。収穫後も一般的な機械選果でなく、一つ一つ丁寧に手作業です。
その結果、首都圏の大手百貨店にも絶大な信用いただき、高級マンゴーとして販売されています。
私も非力ながらも、農業振興や指導に関わり、色々な農家の方々と話をしてきましたが、やはり素晴らしい農産物を栽培している方は、こだわりを持って、自ら管理できる面積を一生懸命栽培しています。
今期のアップルマンゴーの販売は終了しました
・収穫が始まるまでしばらくお待ち下さい。
・令和7年のご注文受付は6月上旬頃を予定しております。
マンゴーの美味しい食べ方
マンゴーの一番美味しい食べ頃
到着後、1~2日程度常温に置き、表面につやが出てくるとさらに濃厚な甘みが増します。
冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
マンゴーさいの目切り
1)マンゴーは薄っぺらい種を中心として、その左右に果肉がついています。マンゴーを果柄(軸)から見ると卵形をしているので、長軸の方向に約1cm程度避け切ります。
2)同じく、長軸の反対側を切ります。これで果肉部分、種部分、果肉部分と出来ます。
3)果肉部分を格子状に皮を残すように切ります。
4)皮の方から押すと、よくみるカットマンゴーのできあがりです。
※真ん中の種部分は皮をむいて、かぶりついたり、スプーンで果肉をそぐように取ります。
マンゴー 調理例
マンゴーを使って色々スーツを作りましょう。
マンゴープリン
1)マンゴー1個(約300g)を果肉部分を取り出します。
2)ミキサーにマンゴー果肉、牛乳300cc、砂糖適量を入れ、果肉が崩れるまでミックスします。
3)手鍋に少し水を入れ、弱火でゼラチン約20gを溶かします。
4)ミックスしたものを手鍋に移し、ゼラチンを全体に行きわたらしたら、グラス等に流し込み、しばらく冷やして完成です。
※生クリームを入れるとまろやかになります。
マンゴージャム
1)マンゴーの果肉をマッシャーで潰しながら、弱火で煮詰めます。
2)ある程度崩れたら、好みに応じて適量の砂糖と、シークワーサー果汁を加えます。
3)粘りが出て来るまで、弱火で20分ぐらい煮詰めて出来上がり。
マンゴーとは
マンゴーとはどういったフルーツなのか、簡単にご説明します。
マンゴーの原産地は、北部インドからミャンマー、マレーシアといった東南アジア付近になります。ちなみにマンゴーは学名ではMangifera indicaという名前でインド産という意味のindicaが種名になっています。
植物学的にはウルシ科に属しています。だから、マンゴー栽培ではウルシに敏感な人はかぶれることがあります。もちろん果実は大丈夫です。また、ウルシ科で有名な他の果樹にはカシューナッツがあります。もっとも食べる部分は異なります。右の写真のように、ナッツの部分が果肉から飛び出しています。なかなか見た目が面白いでしょう。もっともカシューの果肉は食べません(写真はタイ国での写真です。私の出身の京都大学熱農研HPから拝借してます)。
マンゴーには中南米で育成されたアップルマンゴー系のアーウィン、ヘイデン、ケント、キーツなどの品種、アジアで栽培されている黄色のペリカンマンゴー系のオルフォンソやカラバオなどの品種が有名です。
マンゴーは放っておくと10~20m以上になる高木です。もちろん栽培では、人の背丈ぐらいになるように剪定等を行っています。
最後に余談ですが、マンゴーはインドでは仏教の五木と呼ばれています。遠い昔、お釈迦様がマンゴーの木の下で野宿したそうです。他の木は、インド菩提樹、エンジュ、サラノキ、ムユウジュです。