トロピカルフルーツ

沖縄雑貨「うりずん」沖縄写真館トロピカルフルーツ

沖縄写真館


トロピカルフルーツ


 沖縄では日本で唯一の亜熱帯の気候を利用して、様々なトロピカルフルーツが栽培されてきました。もっとも、フルーツには、主に野菜として利用されてきたものも多く、例えばパパイヤは未熟果を瓜や大根のように料理して使いますし、バナナも蒸したり焼いたりして食べていたそうです。フルーツとしては夏場にレンブやグアバなどが喉の渇きを 癒すために食べられており、冬場には柑橘類のシークワーサーやタンカンなどが利用されています。また、パイナップルも換金作物として古くから栽培されてきました。

マンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツ(ピタヤ)

 沖縄を代表するトロピカルフルーツといえば、パイナップルですが、品種改良が進み、ピーチパインやスナックパインなど甘味が強い品種が高値で出回っています。実はもっと甘くて美味しい品種があるのですが、まだ営利栽培はされていません。
 一方、近年、マンゴーの人気が急上昇で、特に沖縄の技術を導入した宮崎県がPRに力を入れており、需要が非常に高くなっています。沖縄のマンゴーは、ボイラーで加温された環境でなく、太陽のエネルギーでじっくりと熟させるため味が美味しいのですが、その分、収穫が遅れ、御中元のシーズンからややずれてしまうのが難点です。また、今やマンゴーとしてはアップルマンゴー(アーウィン種)が有名になりましたが、沖縄ではもっと甘くて味が濃厚な「幻のマンゴー」と呼ばれるキーツ種というマンゴーも栽培されています。キーツ種は8月中旬以降の収穫になることや、みためが緑色のままなので県内で主に消費されています。もっとも栽培面積も少ないため、県内でも少ししか出回っていません。
 マンゴーの次に注目されているのがドラゴンフルーツです。三角サボテン属に属するトロピカルフルーツで、主に果肉が赤色系と白色系が栽培されています。黄色系もあるのですが、果実にトゲがあるため栽培面積は少ないです。マンゴーと比べるとドラゴンフルーツはあっさりした味です。少し酸味が物足りない味なのでレモンやシークワーサーをかけて食べると美味しいです。

沖縄のトロピカルフルーツ写真

 県内で撮影したトロピカルフルーツの写真です。写真の中には熱帯植物園で展示栽培されているものも含まれています。

島バナナ

学名:Musa acuminata Colla
英名:edible banana, plantain

フルーツパパイヤ

学名:Carica papaya L.
英名:papaya, common papaw

マンゴー

学名:Mangifera indica L.
英名:mango
島バナナ

 島バナナは、沖縄で古くから栽培されてきたバナナで、普通のバナナよりも果実が小さく、熟してくると表面に小黒点が出てきます。そのため、県外出荷の営利栽培では、果実が大きく、見た目も良い導入品種が植えられています。島バナナは見た目は悪いのですが、味が濃くて美味しいバナナです。後熟タイプで収穫後、涼しいところに吊し熟させます。

 バナナは人間が初めて栽培したフルーツともいわれ、紀元前5000年以上前に栽培が始まったそうです。

バナナの花
バナナの花

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フルーツパパイヤ

パパイヤは、中央アメリカ原産で、日本へは明治時代に紹介されたそうですが、沖縄には、それよりももっと昔の今から約300年前に伝わったといわれています。
 しかし、もともと県内で栽培されていたパパイヤは、熟すと独特の生臭い臭いがするため、未熟果を野菜として食べられてきました。今でも沖縄県内ではパパイヤは、野菜として食べるのが一般的です。
 フルーツパパイヤは近年、フルーツ用品種を導入し栽培されたもので、甘味が強く、生臭くありません。

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マンゴー

 マンゴーは沖縄を代表するトロピカルフルーツとなりましたが、特に有名なアップルマンゴーと呼ばれるのは、アーウィンという品種のマンゴーです。それ以外にもキーツ、レッドキーツ、キンコウ、ヘイデンなどの品種が栽培されています。特にキーツアーウィンよりも味が濃厚で通好みの味です。大きさもアーウィンよりも大きく迫力のあるマンゴーです。ただ、追熟が必要なことや色があまり変わらず緑のままなため、栽培面積が少なく、「幻のマンゴー」とも呼ばれています。
キーツ

 沖縄では日差しがきつく、日焼けするために丁寧な農家では一つ一つ袋掛けを行っています。

 意外なことにこのマンゴーはウルシ科に属するトロピカルフルーツです。ウルシに弱い栽培農家は大変です。もっともフルーツ自体はかぶれないのでご安心を。
 同じくウルシ科にはカシューナッツなどがあります。

ピタヤ

学名:Hylocereus undatus (Haw.) Britt.
英名:pitaya, Honolulu-queen

パイナップル

学名:Ananas sativus Schult.
英名:pineapple

レンブ

学名:Syzygium samarangense (Bl.)
英名:Java apple. wax apple, jambosa
ピタヤ(ドラゴンフルーツ)

 一般にドラゴンフルーツと呼ばれてい る三角サボテンに実るトロピカルフルーツです。
 外観は赤系、白系は非常に似ていますが、赤系はほぼ球形なのに対し、白系は少しラグビーボール形をしています。また、黄系は果皮が黄色ですが、果肉は白〜薄黄色をしています。
 サボテンの一種ですが砂漠に生えているわけでなく、中央アメリカのジャングルの樹上に原種があるそうです。そのため、直ぐに気根を出し、支柱や他の植物、壁などに張り付きます。
 西洋人がベトナム周辺で栽培を始め、それが台湾に渡り、沖縄に伝わったという話です。

 ドラゴンフルーツは英語ではpitayaです。東洋では龍は縁起の良い幻獣ですが、西洋ではドラゴンはあまり印象がよくないらしく、原産地の呼び名を使っているそうです。ドラゴンフルーツは茎の部分を龍の胴、実を龍の頭に見立ててつけられたそうです。
ドラゴンフルーツの花
ドラゴンフルーツの花

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パイナップル

 パイナップルは古くから換金作物とし て栽培されてきました。酸性土壌を好み国頭マージと呼ばれる酸性赤土ある本島北部や八重山を中心に栽培されています。
 時々、海岸に生えているアダンをパイナップルと勘違いする観光客がいますが、アダンはタコノキ科の全く異なる植物です。パイナップルはアナナス科(パイナップル科とも)に属しており、アナナス科は観葉植物で多く見られます。過去に流行ったエアープランツもアナナス科の植物です。
 パイナップルは果実の上の葉の部分を乾かしてから、砂に指しておくと根が出てそのまま育ちます。
 パイナップルにはプロメリンという蛋白質分解酵素が含まれているので、お肉を食べたあとにパイナップルを食べると消化を助ける働きがあります。

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レンブ

 東南アジアのマレー半島近辺の原産のトロピカルフルーツです。見た目はツヤツヤしてきれいなのですが、味はきわめて淡泊、味の薄いリンゴのようです。水分を補給する程度のトロピカルフルーツです。
 常緑の高木でたまに民家の庭などで見かけます。
 挿し木で簡単に増やすことができ、3〜5年ぐらいで果実がなります。

ホワイトサポテ

学名:Casimiroa edulis La Li.
英名:white sapote, sapote

スターフルーツ

学名:Averrhoa carambola L.
英名:carambola, starfruit

カカオ

学名:Theobroma cacao L.
英名:cacao, chocolate nut tree
ホワイトサポテ

 ホワイトサポテは、メキシコや中央アメリカ原産のミカン科のトロピカルフルーツです。果実の形や葉や木の姿は全然ミカンのようには見えません。
 とても甘く、モモやアンズのような風味がします。
 収穫後、追熟といって、常温で少し置いてから食べます。
ホワイトサポテ
 日本のミカンと全く異なる味と食べ方です。

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スターフルーツ、ゴレンシ

 スターフルーツは、東南アジア原産のカタバミ科のトロピカルフルーツです。
 沖縄では、収穫しやすいように剪定しながら低く育てますが、そのままでは高さ8〜14mにもなる高木です。
 スターフルーツの特徴は、その名の通り切断面が星形をしていることです。ユニークな形から、トロピカルフルーツの盛り合わせなどではおなじみの果実です。
 味は薄味で、梨のような風味です。
スターフルーツの花
スターフルーツの花と幼果

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カカオ,トロピカルフルーツ

  カカオは、中央〜南アメリカ原産のアオギリ科のトロピカルフルーツです。
 沖縄では植物園などで見かける程度で市場流通はされていません。
 カカオの特徴は何といっても、チョコレートの原料ということでしょう。カカオの実は初めは薄緑色をしていますが、熟すにつれ橙色になり、やがて赤紫色になります。その中に2cm程の種子が20〜50個入っています。その種子を乾燥し、皮を取り除き、粉末にしたものが、チョコレートの原料として使われています。
 カカオという呼び名は、原産地の中南米のアステカ族やマヤ族の呼び名だそうです。

ココヤシ、ココナッツ

学名:Cocos nucifera L.
英名:coconut, coconut palm

アテモヤ

学名:Annona atemoya hort.
英名:Atemoya

バンレイシ(釈迦頭)

学名:Annona squamosa L.
英名:sugar apple, sweetsop
ココヤシ

 ココヤシは、太平洋の熱帯諸島の原産で、ヤシ科のトロピカルフルーツです。
 沖縄にはもともと無かったのですが、街路樹や公園、リゾートホテル、ゴルフ場などで観賞用に植えられています。国道58号線のヤシ並木は南国のイメージにぴったりです。ヤシの実(ココナッツ)が落ちてくると危ないので、ネットが付けられていて、8月頃、ココナッツが配布されます。
 ココナッツはココナッツミルクとして、アイスクリームやお菓子の原料に使われたり、石けんなどにも加工されています。また、実の繊維分はブラシやマット、培養土として利用されています。蘭栽培の用土として欠かせない物になっています。
 ココヤシの生命力は強く、ココナッツが海を渡って、漂着先で芽を出し育ちます。

 ココヤシのココは、ポルトガル語の猿という意味だそうです。もっとも猿が木に登って採っていたからでなく、ココナッツの見た目が猿の顔に似ているからです。

アテモヤ

 アテモヤはチェリモヤとバンレイシ(釈迦頭)との交雑で作出されたバンレイシ科のトロピカルフルーツです。その味はチェリモヤと同様フルーツヨーグルトのようなとても美味しいフルーツです。
 バンレイシ科の花はとても香りがよく、イランイランの花などは香水の原料にもなっています。アテモヤの花もいい香りがします。

アテモヤ
アテモヤの栽培
バンレイシ,シャカトウ,釈迦頭

 バンレイシは、見た目からシャカトウ(釈迦頭)とも呼ばれるバンレイシ科のトロピカルフルーツです。西インド諸島の原産と考えられ、熱帯アメリカに分布しています。
 バンレイシは低木で高さ2〜4m、高くても7mぐらいの小高木です。沖縄では庭木にもなっており、市場流通はあまりみられませんが、人気のフルーツです。
 バンレイシは収穫後、追熟させ、1週間ぐらいで果皮が割れとてもいい香りがしてきます。味は甘酸っぱくとても美味しいフルーツです。

バンレイシ,シャカトウ,釈迦頭
バンレイシの幼果

ライチ、レイシ

学名:Litchi chinensis Sonn.
英名:leechee, lichi, litchi, lychee
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ライチ,レイシ

 ライチ
はムクロジ科の高木で、高さが約15mぐらいにまで伸びます。葉は常緑で、羽状で涼しげな感じがします。沖縄では庭木などでも見かけます。
 果実は写真のように、緑〜赤色で、収穫するとやがて、茶色に変化します。仮種皮が多汁でこの部分を食べています。
 ライチの果実は大きさが直径3〜4cmで、一果重は12〜20gです。
 果実はツメで果皮を破ると簡単に向くことができます。本土では中国南部や東南アジアからの冷凍物が輸入されていますが、沖縄では生の果実が収穫され、6月中旬から7月上旬にかけて出回ります。

 ライチは、かの楊貴妃も大好物で、玄宗皇帝はわざわざ遙か福建省から長安までライチを運ばせたそうです。

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